福岡藤原 塾講演レポート 2018.11.02-その1

【第1部】:時事解説
第1部では、目を離せない世界の政治から経済を学び、そこからみちきだす日本への影響やリーダーとしての考え方を学びます。お時間よろしけば、2018年11月2日(金)講演のサンプルムービを視聴下さいませ。

「世界と日本で今起こっていること」

1.はじめに

 来年の一字は「迅」です。壊れる話と新しい話が両極端に展開していきます。物は、所有からレンタルへと移り、不動産の価値尺度は収益還元法から安全へと変わっていきます。

 また、政府の大リストラが始まり、教育を始め様々な分野で大ビッグバンが到来します。量の拡大から質を高める流れはいよいよ顕著となり、御用達は漢方医のごとく、熟練の技が光りを増していきます。

 大きく変化していく中にあって、自分がどうなるか、よりも、まずは世の中の流れがどうなるかを良く考えることが大切です。

▼動画:来年の一字は「迅」

2.金融市場、世界のマーケット

 アメリカの中央銀行が金利を引き上げています。
20132015年は、金利ゼロで基軸通貨を借りられるだけ借りられた極めて特別な時代でした。この時期に一番金を借りたのは、中国です。今回の金利引き上げで、中国は債務国として終わります。

 大きいところはどんどん人材が出ていく反面、小さなスタートアップで新しい会社が次々と生まれています。

キーワードは、ブロックチェーン、IoTAI(人口知能)。
日経平均株価は下げトレンド、各社下方修正で、不景気です。
ゲーム感覚の経営からから御用達の経営に切り替えないと、出口が見えない状況になっています。

EUにとって一番の問題はイタリアです。統合EUではなく、イタリアはイタリアでやるという、EUのスタンスを大きく否定する政府になりました。
引締め派のイギリスはEU離脱し、引締めの張本人メルケル首相は引退。結局、貧しい人の勝ちとなりました。

3.財政

行政の優先順位は、一番が「命」、二番目が「生活」、「経済」は三番目です。この順番で残す費目を選択し、予算規模を1/3にしていく必要があります。

教育に国家予算は出ません。教育は、命・生活・経済のその次です。むしろ文科省が教育が疲弊させています。教育はビッグバンです。良い先生には良い教育をしてもらう。先生たちを会議漬け、補助金漬けから解放する。かつて、地域は教育に情熱に注ぎました。そこに戻っていきます。
一般行政費はブロックチェーン、AIIoTを入れて効率化を図りましょう。
住宅、農林水産、商工はカット。低燃費自動車や気密性住宅への補助金、そういう大企業向けのものはなくす。

 国土開発はリノベーションです。土地条件図を見ることで災害が起こりやすいかどうかが分かります。特に昨今は水の被害が深刻です。土地は、収益還元法に依るのではなく、もともとの地盤で選ぶ時代になります。

▼動画:日本の財政

福岡藤原塾 講演レポート 2018.11.02-2 【第2部】
一人ひとりの才能を最大限に引き出すリーダーシップの理論と実践 
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        ▼動画:宗像大社世界遺産ツワー 藤原直哉先生と巡る お知らせ

宗像大社世界遺産ツワー藤原直哉先生と巡る

日時:平成31年2月9日(土曜日)
場所:JR東郷(9:30集合)または宗像大社(9:50集合)
当日スケジュール
09:30 東郷駅集合
09:50 宗像大社集合
10:00 宗像大社正式参拝
参拝後、宗像大社ガイドツワー
12:00 昼食会場へ移動(送迎バス)
12:30 昼食(海鮮鉄板焼き「わかしお」)
14:00 「道の駅むなかた」視察
14:30 藤原先生のお話し
15:30 解散

参加費:5,000〜8,000円 / 1人(当日の支払い)
締め切り:1月28日(月曜日)12時まで。