福岡藤原塾講演レポート

2018年8月3日:福岡藤原塾講演レポート

▼レーポ―ト内容
藤原直哉先生をお招きし、福岡藤原塾を開催しました。
九州各県で元気に活動されている方々30人弱が集まり、藤原先生の話に熱心に耳を傾けました。

第一部では国内外の政治経済情勢について、解説していただきました。
まず、自民党内紛の話があり、特に外交が上手くいっていないこと、9月にも朝鮮戦争終結宣言があり得る中、その後の枠組み作りに政府が全く対応できていないことを話していただきました。

経済については、バブル経済の崩壊が明らかになってきたことを説明していただきました。
この時期の大きな投資は非常に危険で、新しい投資は良いのですが、量を拡大する投資は特に控えるようアドバイスがありました。

世界の動きについては、アメリカと中国が共倒れとなる見通しを解説していただきました。
朝鮮半島終戦に伴い、日本、韓国、アメリカで組んでいた戦時体制は解除され、これにより、多くの人が戦争の負担がいかに大きかったかを知ることになる、とのことでした。

今後は、いわゆる平和の配当を享受できるようになることや、戦争を起こさないための枠組みが大事であり、朝鮮半島を非戦地域にするなどの話がでてくることを解説していただきました。
また、中東やヨーロッパの状況についても話が及び、グローバリゼーションは縮小し、各国経済に戻っていく流れにあることを示していただきました。

第二部では新しい技術や社会の動きを紹介していただきました。
特に、シェアリングエコノミーとそれを支えるブロックチェーン技術について、詳しく解説していただきました。
その他、事務用ロボット、IoT、AI、ハッカソン、グロッサラント、カーシェアとレンタカーの違いなど、これからのキーワードについても解説していただきました。
ブロックチェーンについては、今後、インターネット以上に様々なところでこの言葉を聞くようになる、との指摘があり、その特徴について、次のように解説していただきました。

データベースの新しい形である。
データを小さなブロックに分けて暗号の鎖でつないでいく時系列データベースで、過去に書いたデータは書き換えられない。
訂正するときは訂正文を一文入れることになる。メンバー全員のコンピュータに全部のデータをコピーするが、1行ごとに暗号がかかっていて、自分に関係するところしか見れない。
サーバー攻撃に強く、システム全体がダウンする可能性が非常に低い。データの安全性が高く、コストが非常に低い。急速な広がりを見せるのは、結局、政府が信用できないためである。
今後、1人1台デジタル端末を持っているという前提で、新い社会インフラや各種のサービスやシステムが構築されていく。

今、変化が加速しています。終わっていくものと新たに来るものが、急速に、そして同時に、進行しています。
終わっていくものは終わり、今の現状が大きく変わっていき、しかし、それで世の中が終わるわけではありません。
その先、一人一人がどう着地していくのかを考えていくことが大切になります。今回の福岡藤原塾では、その着地点を考えるための大きなヒントと、多くの材料をいただくことができました。

次回の福岡藤原塾は、コチラです。
お申し込みはこちらより
横型リーダーシップと御用達を志して福岡や九州で活動されている方のご参加をお待ちしています。
                                                        レポート:報告連絡広報担当 西村